防災訓練
目次
- 地域の繋がりで安心と安全を築く 〜上永谷町内会 防災訓練〜
- 永谷びと: い草の香り 和の心 〜三代続く地元の畳屋 伊藤畳店さん〜
- 鉛筆にも感謝を 永谷天満宮初の筆供養祭
- 日本三躰・永谷天満宮 今後の行事予定 / 編集後記
地域の繋がりで安心と安全を築く
上永谷町内会 防災訓練
横浜も大揺れした関東大震災から今年は百年、災害に強くなりたい願いはこの上永谷の地でも意識が高い。毎年師走の第一日曜日は年に一度の上永谷地区の防災訓練が行われている。
コロナ禍により開催規模が縮小されてきていたが、今年は四年ぶりに一般参加を募り子供を含む約120名の参加者が、放水銃の使い方や起震車による震度7強の体験などを行った。港南消防署より青木署長も来場し、災害への地域の備えと対応について丁寧な説明を受けた。
約1万人が住む上永谷地区。町内会館は炊き出しの設備が充実しており、この日は炊き出し訓練も行われ、燃料や水の確保や配膳の流れの確認を行った。炊き出しで作られたすいとん入り豚汁は、お米の代わりに団子状のお餅が加えられ、一杯でも十分な栄養確保ができる工夫された炊き出しメニュー。冬空に湯気立つ豚汁を口にした参加者からは「災害時に温かいものが口にできることはきっと嬉しいはず」などホッとした声が随所から聞くことができた。日頃の防災意識高い上永谷地区は頼もしい。